小口様、『「形」と「気」-1』へのご意見、ありがとうございました。コメントは「望文生義の具体例をもっと挙げて欲しい」との事ですね!必要性に応じた具体化を心掛けて見ます。
 嘗て横行してしまった「体格の虛実」については、特定の個人攻撃に為らない程度に抽象度を下げ、判りやすく極端化した記述をして見ます。
 もし経験豊富な先生が「体重~身長~BMI(Body mass index)~のデップリとした実証体質の患者様でしたが、脈診と腹診で確かめてみると意外に虛証なので処方は~云々」等と、臨床例を解説して下さったとしたら、このご指導には改善点が有りますね!
 日本語でお話し下さっても望文生義?的に曲解されてしまうと、後半の「脈診と腹診~云々」の多角性も省いて意欲的に単純化した「簡便マニュアル」に丸ごと全体をマルッと矮小化されて終まいます。この手の勘違いをした教条主義者は、未だに何処にでも居て珍しくも無いのです。
 『孟子』尽心上には「大匠ハ拙工ノ為ニ縄墨ヺ改廃セズ(大匠不為拙工改廃縄墨)」と云います。これを放置すれば「業界水準の底下げとグレード・ダウン」に繋がって終います。
 所謂る昭和漢方の「体質の虛実」問題は、既に「学会レベルでは訂正されて決着済み」の筈ですので、これ位にして置きます。

(以下、「虚実」の原点-1に続く。)