「四経」KIMG2003


➃馬王堆帛書『経法』 論篇
「物各[合其道者]、謂之理。理之所在胃之道。物有不合于道者、胃之失理。 失理之所在、胃之逆。逆順各自命也、則存亡興壊可知。」

訓読:物ガ各ノ道ニ合ウ者ハ、之ヲ理ト謂ウ。理ガ在ル所之ヲ道トイウ。物ガ道ニ合ワザルコト有リ、之ヺ失理トイウ。失理ノ在ル所、之ヲ逆トイウ。逆順各ノ自ラ命ルヤ、則チ存亡興壊ヲ知ル可シ。
意釈:物事がそれぞれに道にかなっているのは「理」と言い、理の有る所を「道」と言う。物事が道にかなわないのは「理を失う」と言い、「理を失」ってしまった事を「逆」と言う。「逆・順」のそれぞれが自ずと現れたなら、「存・亡、興・壊」を察知できる。

逆

 馬王堆黄帝経『経法』では、「天道」思想の天人相関の「道」に適う事が「順」、適わぬ失理が「逆」で、 「逆・順」は背理・合理の道の顕現です
 故に、「逆順」は「死生」の兆候として顕現する。
?逆順とは

(以下、「形」と「気」-4に続く。)