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 前回に続いて写真の二枚目を再掲します。写っているのは、左側に在るのが最初に陶製サポーターの形状に似せて作って見た「木製の管」です。これならば同様の太さの竹で作れば、もっと簡単に代用品が出来るのでは?と思いやって見た事も有りますが、どちらも直ぐに焼け崩れて行くので、長期使用が可能な道具とは成りませんでした。
 右側の薄青色の物は、当時患者様だった陶芸家さんに御願いして作成した陶器です。元の記事に「粗艾を陶製ホルダーに詰めて燃やし使用できた事から発想を得て、自分なりに工夫を重ねて来ました。」と書いたのですが、元の陶製サポーターの形状よりこの陶器はとても太いので、火熱が強力すぎて扱い方が難しくなりました。まずピッタリサイズの火消し壺の代用品が見つから無い事に困りました。一般的なサイズの大きな火消し壺だとなかなか酸欠にならず、貴重な燃料がドンドン燃えてしまいます。仕方なく水を入れた灰皿で消火すると、今度はそれが乾燥するまで着火出来なく成ります。それが嫌で水を少な目にすると知らぬ間に後から再燃して、気が付くと詰めた燃料が全部燃え切っていて、灰皿を置いたステンレス製ワゴンまで迂闊に触ると火傷しそうな程熱くなっている、等々で実用品としては未だお粗末な段階です。(灸熨法-4へ続く)